●8月8日~中小企業のためのブルーオーシャン戦略
ただいま、8月8日(土)、AM5時。
来週から、お盆休みという会社も多いと思います。
ちなみに当社は14日(金)だけお休みさせていただきます。
さて、みなさんは、「ブルーオーシャン戦略」という言葉をご存じでしょうか?
数年前に、フランスの経営学者である、W・チャン・キムとレネ・モボルニュが執筆した『ブルー・オーシャン戦略』という著書で、有名になりましたが、まだまだ一般用語としては、馴染みが薄いようです。
簡単にいえば、競争のない未知の市場で、新しい需要を創りだす経営手法ということになります。
これに対して、既存の競争の多い市場で、同業他社と価格低下や品質の改良で競い合い、顧客を奪いあう方法を「レッドオーシャン」と呼んでいます。(血みどろの争いのイメージがあるから。)
横文字の経営戦略となると、大手や有名企業だけに有効なものと捉えられがちですすが、この「ブルーオーシャン」というのは、むしろ逆で、中小企業こそが、活用すべき方法であり、考え方だと思います。
この方法は、言い換えれば、差別化戦略であり、他社とは違う手法やアプローチで、顧客を開拓していくプロセスです。
詳しくは、「日本のブルーオーシャン戦略 10年続く優位性を築く」(ファーストプレス社)という本にかなり具体的な事例が紹介されています。
同書では、読者にわかりやすくするために、任天堂の「Wii」など大手企業の事例がメインではあるのですが、中小零細企業の例も紹介されています。
東京・半蔵門にある「バンドゥーシュ」という銭湯屋さんの話で、銭湯というと、顧客は、その地域周辺の住民というのが、一般的な見方です。
しかし、この銭湯屋さんは、顧客ターゲットを別に考えます。
皇居に近いという場所がら、早朝や夜になると、近くで勤務している思われる女性や外国人がジョギングする人が多くおり、この人たちは、公衆トイレなどで着替えて、出勤または帰宅することが多いそうです。
そこに目をつけて、銭湯を着替えと練習後の汗を流すシャワースペースという形で紹介しはじめたところ、「通勤者のジョンギングランナー」という新たな顧客層が生まれ、この不況でも、利用者で活況を見せているそうです。
もちろん、このサービスを始めてすぐに集客が増えたわけではないと思いますが、一時は廃業を考えていたというのですから、見事な復活劇です。
要は、この話から見えてくるのは、一見、斜陽産業だったり、競合の多いレッドオーシャン市場においても、アプローチするターゲットの角度を変えてみたり、サービスの見せ方を変えるだけで、新規の規顧客層を増やすことができるということです。
まさに中小企業でも、ブルーオーシャン戦略は十分活用できるのです。
当社では、これを、Web戦略やマーケティングプロセスで利用しない手はないと考え、現在、新しい支援サービスを構築中です。
9月末にリリースする予定ですので、ぜひご期待ください。
では、良い週末、お盆休みをお過ごしください。



1990年明治大学卒業後、野村證券に入社。以後、IRコンサルティング会社や外資系メーカーのセールスマネジャー等を経て、2001年Webシステム開発会社のマーケティング担当役員に就任。