●7月19日~会社に依存しない生き方を実践するには?(その1)
先日、AERA(7/13号)に、企業によるうつ社員切りの記事が掲載されていました。
この不況下、リストラや合理化の話は、珍しいことではありませんが、うつや精神障害を抱える会社員さえも、容赦なく、切り捨てる会社が出始めたという内容です。
実名で書かれているので、おそらく事実だろうと思いますが、この類の記事を見て、思うことが大きく2つあります。
一つは、確かにこれが事実だとすれば、企業側の理不尽な対応やモラルなき経営姿勢に、やや憤りも感じます。ですが、一方で、企業経営側のコメントや考え、またそうした非情な決断を迫られた背景や事情も知りたいと思うことです。
派遣切りの問題もそうですが、やはり感情論だけでなく、現場で起きている「事実」を見極めるには、双方の意見を、できるだけ公平、かつ客観的に見る必要もあるということです。
2つ目は、これが一番強く思う部分ですが、こうした問題の根本的な背景や現実的に改善していく方法は何か?ということです。
企業側が、社員の雇用を維持するような経営体制にする、国がある程度の生活レベルや最低賃金などを保証するなどの意見もありますが、今後、少子化、高齢化、グローバライゼーション、国内総需要の低下という経済構造になっていく中で、そうした対策は、根本的な解決にはならないと思うのです。
実は、上記の記事の中に、この問題の本質を示す言葉がでてきます。
「専業主婦の妻と2人の子もいて簡単に(会社は)辞められない・・」
「派遣切りが進むいま、しがみついてでも社員の座を守った方がいいのか……」
特に2つ目の言葉に、いまの日本における社会不安を増長させている精神的な背景があるのでは思っています。
それは、一般の人は、会社や組織に勤務しなければ(雇われなければ)、生きていけないという社会通念や固定観念です。
逆にいえば、企業に依存しなくても生きていけるようになれば、すべてとはいいませんが、上記のような問題はかなり改善していくように思うのです。
では、具体的にどうしていけばよいのか?
次回、当社が考えている、ある「構想」をお伝えしたいと思います。



1990年明治大学卒業後、野村證券に入社。以後、IRコンサルティング会社や外資系メーカーのセールスマネジャー等を経て、2001年Webシステム開発会社のマーケティング担当役員に就任。