福祉起業家経営塾セミナーに参加して。。
2月22日(日)、「福祉起業家経営塾」というセミナーに参加してきました。
このセミナーの主催者である 株式会社福祉ベンチャーパートナーズは、障害者に「働く場」を提供するという理念を掲げた、福祉ビジネス専門の民間コンサルティング会社です。
今回、私がこのセミナーに参加した理由は3つです。
1)以前、「日本で一番大切にしたい会社」という本を読んで、スタッフ70%が障害者という会社があり、しかもその企業が何十年も最高益を更新し続けているということを知り、福祉と企業経営(儲け)を両立させている企業とは、いったいどんな経営を行っているのか?を知りたいと思ったこと。
2)元ヤマト運輸社長であり、ヤマト福祉財団の創立者である小倉昌男さん(故人)は、生前、「日本の障害者の平均賃金が月額1万円というのは異常であり、それを変えていくビジネスが今後は絶対に必要」という話をされていました。その理念を実現しようという民間企業のセミナーに興味をもったこと。
3)将来の経営モデル、新規事業の参考にしたいと思ったこと。
そして、このセミナーに参加して、一番に感じたことはなにか?
それは、「福祉ビジネスは、ボランティア感覚では成功しない」ということでした。
身の回りの障害者を助けたい、かわいそうだがら何とかしてあげたいというのは、非常に崇高な考えですし、根本の理念としては、必要なことです。
ですが、それだけでは、あたりまえですが、「経営」という場で収益を出す=賃金を出すことは難しいし、現実的に通用しないということです。
つまり、福祉ビジネスも一般のビジネスも同様で、
まずは市場のニーズやウオンツにあった商品や付加価値の高いサービスを提供し、顧客を満足させなければ、売上や利益は出せませんし、経営を続けることができません。
また、障害者が販売している店だから買ってみようという「同情」だけで、お客様が増え続けるかというと、そう現実は甘くないそうです。
では、福祉ビジネスも一般のビジネスとの最大の違いはなにか?
それは、障害者を健常者同様の一人の人間としてとらえ(ノーマライゼーションというそうです)、いかに、彼らの「個性」や「能力」をそのビジネスに活かすか?という視点をもつことです。
このセミナーに参加して知ったことですが、障害者の方の中には、XXは無理だけど、●●分野だったら、健常者以上の能力を持っている人がたくさんいるそうです。
そうした貴重なスキルを埋もらすことなく、経営の中に活用していくことが福祉ビジネスの特徴になるわけですが、逆にそれ以外を除けば、一般のビジネスやマーケティングと基本的な考え方や進め方においては、さほど大きな違いはないということも言えます。
おそらく、一番のハードルは、障害者=特別扱いという(良くも悪くも)思い込みや世間常識とのかい離とどう闘っていくかなのだろうと思いました。
ということで、久々の外部セミナーの参加でしたが、大変勉強になりました。
福祉ベンチャーパートナーズの大塚社長、他スタッフの皆様、ありがとうございました。



1990年明治大学卒業後、野村證券に入社。以後、IRコンサルティング会社や外資系メーカーのセールスマネジャー等を経て、2001年Webシステム開発会社のマーケティング担当役員に就任。